- HOME
- 診療案内
お口の健康・予防
予防とは、虫歯や歯周病を発症前に防いだり、再発を防止したりすることです。削ったり抜いたりした歯は、どのような治療をしても元通りにはなりませんので、ぜひ予防に取り組みましょう。具体的には、来院してお口のクリーニングや歯磨きのアドバイスを受けていただければと思います。
歯垢や固まった歯石の中には虫歯や歯周病の原因菌が潜んでいますので、お口を清潔に保つことが予防には重要です。歯科医院で行うお口のクリーニングでは、歯科衛生士が機械とペーストを使って歯の表面をお掃除することで、ご自分で歯磨きをしていても取りにくい歯垢や歯石を取り除きます。クリーニングを受けると、茶渋やヤニ汚れが取れてツルツルの歯になること、それにより虫歯菌がつきにくくなるというメリットもあります。
歯磨きの方法を改めて教わったことがある方は少ないかもしれませんが、当院では歯ブラシを直角に当てる「クスラブ法」や斜めに当てる「バス法」をお伝えしています。歯間ブラシの使い方もご案内しますので、ご自宅でのケアにお役立てください。
小児歯科
乳歯はいずれ永久歯に生え替わるものですが、お子さまの成長には多くの大切な役割を果たしています。お子さまの将来のため、幼いうちから歯科医院に通い、お口の健康を維持しましょう。歯並びなど気になることがあれば、何でもご相談いただければと思います。
乳歯の役割は三つあります。一つ目は噛むことで、成長に必要な栄養を吸収するために役立ちます。二つ目は発音で、たくさんの言葉を覚えて話すようになる幼児期に歯が健康だと、きれいな発音ができるようになります。三つ目は歯並びです。本来生え替わる時期よりも早く虫歯で乳歯を失ってしまうと、永久歯の生え方に悪影響がある恐れがあります。
お子さまに早いうちから歯科治療に慣れてもらい、治療をトラウマにしないため、当院では「お子さまにうそをつかないこと」を大切にしています。慣れないお子さまが抱く不安や恐れを理解し、リラックスして治療を受けられるようにサポートしていきます。
歯周病治療
歯周病は細菌を含んだ汚れが歯について起こるもので、初めのうちは歯茎が腫れたり少し出血したりする程度ですが、やがて歯を失ってしまうリスクがあります。少しでも気になることがあれば、早めに治療においでください。
歯周病の治療は進行度合によって方法が異なりますので、当院では患者さまの状態に合わせた治療を実施しています。
軽度のうちは、「スケーリング」と呼ばれるお口のクリーニングや歯磨きのアドバイスを繰り返し行います。歯周病が進行してしまった方で、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットの奥に汚れがついている場合は、外科的な処置をして歯石を取り除きます。
歯周病を軽症のうちに発見して早期に治療するため、定期検診もご利用ください。少なくとも半年ごと、治療後の再発防止でしたら1か月から3か月ごとがおすすめです。
インプラント
インプラント治療とは、失ってしまった歯の代わりに人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療方法です。ブリッジと違って隣の歯を削る必要がないのが魅力で、顎の骨に固定されているのでご自分の歯のように食べたり話したりしやすいというメリットがあります。
インプラントをご希望の方は、まずはご相談ください。検査に基づいてこの治療方法が可能かどうか診断し、治療計画を立ててから進めていきます。治療期間は3か月から半年ほどです。
治療は、まず歯肉を切開して人工の歯根を埋め込みます。人工の歯根は、骨になじみやすい 表面性状 がされたジンマー・バイオメット社のものを採用しました。人工歯根が骨についたら、次は人工歯を支えるための土台となる部品を取り付けます。この部品もしっかり安定したら、型取りをして人工歯を設置します。治療の途中段階は、必要に応じて仮歯を入れ、不自由なくお食事ができるようにサポートいたします。
インプラントを長く快適に使っていただくためには治療後のケア・メンテナンスが欠かせません。1日でも長くお使いいただけるようサポートいたしますので、ぜひ定期的にご来院ください。
虫歯治療
虫歯は初めのうちは痛みを感じないものですが、自然に改善することはなく、進行していきます。だからこそ、早めの治療においでください。当院では、なるべく歯を削る量が少なく、神経や歯を抜かずに済む治療を心がけています。また、治療の痛みにも配慮しています。
虫歯は感染症の一つで、お口の中にいる細菌が糖を分解して酸を作り出し、歯を溶かしてしまうものです。虫歯で溶けてしまった箇所は、削って取り除きます。虫歯が歯の表面だけでなく神経まで達している場合は神経を取らなければならなくなり、さらに進行すると抜歯するしかありません。
歯を削った箇所は、量によって詰め物や被せ物で補います。治療跡の銀歯が気になる患者さまもいらっしゃるかと思いますが、当院では詰め物の場合、 白い合成樹脂やセラミック を使って補うことにしています。被せ物の場合は箇所によって使える材料が異なりますので、ご希望があればお知らせください。
矯正歯科
歯並びがふぞろいだったり上下の歯が噛み合わなかったりする状態を、「不正咬合」と言います。噛み合わせが良くないまま放っておくと、見た目の問題だけでなく、歯磨きのしづらさや顎への負担につながりますので、矯正治療をご検討ください。
当院では歯を抜くことはできる限り避け、患者さまに合った矯正装置を使って骨や歯に力をかけ、ゆっくりと動かしていきます。
幼いお子さまの場合でしたら、顎を鍛える筋機能療法や顎を広げる床矯正という方法があります。下顎が前に突き出している受け口は、マウスピースを使って治療できます。永久歯が生えそろってからや大人の方には、ワイヤー矯正を実施します。部分的な矯正もできますので、ご希望の方はお知らせください。
治療方法は、診査診断に基づき、患者さまに合ったものをご提案します。矯正を希望される方は、まずはご相談ください。お子さまの歯並びについて、検査を伴わないご相談だけでしたら親御さまだけで来ていただいてもかまいません。
入れ歯・義歯
当院の院長は大学で入れ歯作りを中心に学んでおり、入れ歯作りを得意としています。快適に使っていただける入れ歯を作るために、しっかりと時間と手間をかけ、お口にフィットする入れ歯作製を行っています。
例えば部分入れ歯の場合、まず歯周病治療を行って土台の状態を整えます。もし、状態の悪い歯に入れ歯をかけて負担を与えてしまうと、その歯が悪化して抜けてしまう恐れがあるからです。入れ歯が歯を失う引き金であってはいけません。噛み合わせの型取りをしっかりと行うことも、よく噛める入れ歯作りのために大切です。
保険診療の入れ歯のほか、ご希望があれば金具がないノンクラスプデンチャーも作製しますのでお知らせください。